バカラ

バカラ

賭博黙示録,カイジ,2018,kaiji

 

バカラの特徴

・バカラ(英: Baccarat、伊: Baccara)はカジノゲームの一種であり、トランプが使われる。

 

・バカラは高額な掛け金をかける人が多く、ここでは最も古いバカラであるビッグバック・バカラのルールが記載されている。

 

・バカラはカジノゲームの中でも大金が動くゲームのため、多くのカジノではVIP待遇でもてなすバカラ専用の部屋を用意している。

 

・なお、日本においてこれは野球賭博と同様、違法とされている賭博である。

 

 

基本ルール

バカラとは、「バンカー(banker、胴元役)」と、「プレイヤー(player、客役)」の、仮想の二人による勝負で、どちらが勝つかを客が予想して賭けるゲームである。
実際にゲームをプレイしているのは仮想の人物であるため、客が出来ることは予想することだけで、それ以外でゲームに介入することが出来ない(カードを引く引かないの選択権を持たないなど)。

 

点数の数え方

勝負はプレイヤーとバンカー、それぞれ配られたカードの点数の合計によって決められる。
A(エース。以下、A。)は1点、2から9は表示どおりの点数で、10、絵札はすべて0点として数える。
繰り上がりは考慮せず、繰り上がった場合でも下一桁のみを評価する。
9点が一番強く、それ以降8点、7点、と続き、0点が一番弱い点数となる。

 

ゲームの進行

ディーラーが数組のカードをシャッフルし、シューター(和製英語。英語ではshoe)と言われるカジノ専用のカードケースに入れて行われることが多い。

 

ゲームに参加した人たちは「プレイヤー」側が勝つか「バンカー」側が勝つか予想し賭ける。
ベット額の上限はテーブル上に表示されているMAXベット額によって一律に決められている場合と、「バランス」といって、双方サイドの賭け金額の差が一定額以下に制限される場合がある。

 

「バランス」で差額が制限を超えている場合、超過しているサイドはベット額を減らす、または不足しているサイドへの追加ベットを求めるなどしてバランスの調整が行われる。

 

配当原資を双方の賭け金に限定される場合または双方の賭け金が同額でないとゲームを成立させない場合を「完全バランス」といい、前者の場合は薄い側のサイドに賭けた客の配当は多く、厚い側のサイドに賭けた客の配当は少なくなる。

 

また、「タイ(tie)」といって、勝負が引き分けに終わるという結果に賭けることも出来る。
タイはサイドベットであるため、プレイヤーかバンカーにベットした上で同時にタイにもベット出来る。
ベットの上限は低く抑えられていることが多い。

 

 

プレイヤーサイド・バンカーサイド双方に2枚ずつカードが配られる。
最初の2枚で、どちらかの合計点が8点または9点の場合、ナチュラルとして即座にゲームは終了、点数の多い方が勝利となる。
最初の2枚で、プレイヤーサイド・バンカーサイド双方が6点または7点を出している際もゲームは終了する。

 

以上の条件に当てはまらない場合の判断は以下のようである。
プレイヤーサイドが5点以下ならプレイヤーサイドに対し、3枚目のカードが配られる。
バンカーサイドは以下の表に従ってカードが配られるか判断する。

 

配当

プレイヤーサイドにベットした場合

プレイヤーが勝利するとベットした金額と同額、つまり賭けた金額の1倍が配当される。
$100ベットしていた場合には$100の配当を得られる。バンカーが勝利した場合にはベット全額が没収される。
タイの時には配当なしでベットが全額返却される。

 

バンカーサイドにベットした場合

バンカーが勝利するとベット額の等倍の金額からコミッションが差し引かれたものが配当となる。
コミッションが5%の場合、$100ベットしていた場合には$95が配当となる。
プレイヤーが勝利した場合にはベット全額が没収される。タイの時には配当なしでベットが全額返却される。
なお、コミッションは通常毎ゲームの配当時ごとに徴収するが、カジノによっては合計額を記録しておきゲーム終了時やシャッフル時にまとめて徴収という場合もある。

 

タイにベットした場合

ゲームがタイで終了するとタイベットの配当オッズに従った配当がされる。
このオッズはカジノによって異なるが8倍であることが多い。
8倍の場合、$100ベットしていた場合には$800が配当となる。プレイヤーが勝利してもバンカーが勝利してもベットは全額没収される。
完全バランスのハウスでは、敗北サイドの掛け金からコミッションを引いて勝利サイドに分配する場合もある。この場合、配当が一定でないことになる。

 

コミッションについて

カジノ運営の際、胴元は全てのゲームで寺銭を徴収する。この寺銭は顧客感情を配慮し、ルール設定や配当オッズと言う形で半ば隠蔽され、長期的に徴収されるのが常である。
1日何万ゲームをこなすカジノにおいては、このような方式であっても長期的に利益が発生し、顧客に損失が発生する。
これはバカラの場合においても同様で「コミッション」と言うルール設定に寺銭が設定されている。

 

(誤解1)コミッションとはバカラの控除率の事である

ベット額に対するカジノの収益率を控除率(ハウスエッジ)と呼ぶことがある。
特にコミッションが5%と設定されていることが多いことから、バカラの控除率=5%と誤解されやすい。
これは間違いで、実際はプレイヤーサイド、バンカーサイドともにほぼ同等の1%程度になるように設定されていることが多い。

 

 

バカラというゲームはルール上、バンカーがプレイヤーよりやや勝ちやすい構成となっている。よってプレイヤーサイドのベットはルールの不利で1%というハウスエッジを作り出し、バンカーサイドはルール的に有利で勝率も高いのだが配当オッズが低い(この場合、0.95倍)という形で1%というハウスエッジを作り出している。
上記の通り、コミッションの設定はすなわちバンカーサイドの配当オッズの設定に他ならないが、これはカジノが任意に決定するもので、バンカーサイドのハウスエッジすなわちカジノの収益を左右するものである。もっともポピュラーなコミッション=5%の場合だと、バンカーのハウスエッジは約+1%となる。コミッション=2.75%のときバンカーのハウスエッジがほぼ±0%となり、これより小さいコミッションの設定だとハウスエッジは負の値となりカジノは赤字となる。しかしプロモーションの一環として期間限定でコミッション0%などキャンペーンを実施するカジノもある。

 

(誤解2)コミッションを取らないバカラがある

カジノによっては"No Commission Baccarat"や"Commission Free Baccarat"等の名前でコミッションを取らないと銘打つバカラも存在するが、実際には「バンカーが6で勝利した場合のみコミッションを50%を徴収」などのルール設定でコミッションを徴収している。毎回5%のコミッションを徴収するか、10回に1回だけ50%のコミッションを徴収するかの違いでしかない。

 

(誤解3)バカラは胴元と客が対等に勝負できる

誤解2で判るように、長期的には胴元と客は対等ではない。短時間で遊ぶプレイヤーの立場で見ればまったくコミッションを支払わずにゲームを終了することもあり、見かけ上は対等と錯覚する場合がある。当然ながら、カジノ側が恣意的に設定した「プロモーション期間」における赤字覚悟のコミッション設定なども、永続的である事はあり得ない。
コミッションに関しては数学的な錯誤や心理的な誤解が生じやすいため、注意が必要である。

 

しぼり

バカラでは、カードをめくる際、しぼりという独特の方法を使ってカードをめくる人がいる。しぼりとは、ただ単にカードをめくるのではなく、端の方から少しずつのぞきこんでゆく。 一般的に一辺が短い方からしぼる、そこで次の4つの判断ができる。

 

1.しぼり初めてもスート(スペード、ダイヤなどカードのマーク)が何も見えない場合はA
2.スートが1つ見えると2か3
3.スートが左右に2つ見える場合は4、5、6、7、8、9、10のいずれか
4.絵札(通称額縁)が出たらJ、Q、Kと判断できる。

 

1.スートが見えない場合(A)、4.絵が出てきた場合(J、Q、K)はすぐにカードを開く。
2.スートが1つ見えた場合(2、3)はそのまましぼり、2または3を確定する。
3.スートが2つ見えた場合(4、5、6、7、8、9、10)今度はカードの長辺からしぼりはじめ次の3つの判断を行う。

 

 

1.スートが2つ見えると4か5
2.スートが3つ見えると6、7、8のいずれか
3.スートが4つみえると9、10のいずれか

 

その3つのどれかを判断した後、カードの短辺からしぼり最終的に数字を確定する。
なぜこのような事をするのかというと、頭の中で最も望むカード(勝てるカード)を念じながらじわりじわりとカードをめくることにより、カードを絞る人間の挙動や表情に注目が集まり、現実論として結果が決まりきっているゲームでもエキサイティングなものに演出されるからである。
カードを絞る権利(実際にゲームをしている仮想人物の代役)は、原則として最も高額な賭け金を積んだ者に与えられる(但し、権利を持つ者が、ゲンを担ぐために好調者に権利を譲る場合もある)好調である者に乗って賭けることが可能なため、むやみに賭け金を積み増すこととなり、バカラは最も単純にして高額なギャンブルとなりやすい。
なお、この「しぼり」という行為のため、毎ゲームごとに絞られたカードは折れ目がはいるなどして傷ついていく。このような傷ついたカードはイカサマ防止の観点からも再利用されることは少なく、使い終えたらその場で破って捨てることが多い。

 

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